公益財団法人　関西盲導犬協会

社会福祉法人京都ライトハウス鳥居寮では、目の見えない方や見えにくい方が、白杖での歩行や点字など、日常生活に必要な様々な訓練を受けていらっしゃいます。その訓練の中の一つとして、盲導犬について知っていただく時間があります。今回は、当協会から訓練犬3頭を連れていき、鳥居寮で訓練中の皆さんに盲導犬との歩行を体験していただきました。

実際に訓練犬と歩くことは、盲導犬との歩行がどのようなものか、盲導犬にできること・できないことは何かといったことをより具体的に知っていただく良い機会になったのではないでしょうか。

参加者の皆さんの多くは、盲導犬と歩くのは初めて。盲導犬訓練士がリードしながら、実際に屋外を訓練犬と歩いてみると、最初は少し緊張したご様子でした。でも、歩き終わってみると「思ったよりずっと速かった」「いつも白杖で歩いている道とは全然違う感じがした」「安心して歩けた」といった感想が多く聞かれました。

多くの目の見えない方・見えにくい方がご自身の歩行手段の一つとして盲導犬歩行を考えるために必要な情報を、これからもこうした機会を通じてお知らせしていきたいと考えています。

※左の写真は、参加者のお一人が盲導犬訓練士とともに訓練犬と横断歩道を歩く様子です。