活動予定・報告
活動報告
- 2018年10月24日
- 協会日記534 防災について(2)(10/24)
少し間が空いてしまいましたが・・・。
7月の大雨で被災された盲導犬ユーザーさんに、「災害に備えて、日頃、どんな準備をしておくべきか?」についてお尋ねしました。まずは、ご自宅が床上浸水の被害に遭われたSさんのお話です。【ハザードマップのチェック】
地震、水害、土砂災害とそれぞれの場合、予想されている被害がどの程度かを確かめておけば、どんな事態になりそうか想像ができる。今回の水害では、自宅2階へ避難するという「垂直避難」を選択したが、もしかしたら最悪の場合、これがベストな選択だったかどうかわからない。また垂直避難をするにしても、どんなものをまず2階にあげるか。貴重品、食料、排泄に関するもの、優先順位を考えておいたらもっとスムーズに行動できたと思う。
【避難所についての情報把握】
避難所についての情報をもっておきたい。福祉避難所の利用条件なども確かめておきたい。また、補助犬がいることでプラスα 必要な準備もあるはず。こういったことは共同訓練の中でユーザーに知らせておくといいのではないか。
【地域との連携】
そして、何より大事なことは、地域とのつながりをもっておくこと。日ごろから、町内会の行事にも積極的に参加していて、今回も多くのご近所の方からの声かけや協力があったが、それでも、地域の避難所に盲導犬ユーザーが避難することを地域の人や行政の人たちはどれほどイメージできているのだろうか。情報を待つだけでなく、自分たちからも発信していく努力を続けていきたい。