ハーネス通信は、関西盲導犬協会と盲導犬ユーザー、そして支援者の皆さんをつなぐ季刊誌です。年4回発行され、点字版、録音テープ版と紙刷り版があります(文章の内容は同じです)。ここでは、「ハーネス通信」の一部をインターネット版として掲載しています。ご意見、ご感想はこちらまで。
今年のオープンデーは、朝から本格的な雨に見舞われての開催となりました。1992年の開催以来、これだけの雨の中でのオープンデーは初めてのこと。どうなることかと心配してくださった方もおられたと思います。

雨のため、前庭で予定していた交流ブースを中止するなど、一部予定を変更しましたが、ボランティアの方を含め300名以上の方にお越しいただき、無事、開催することができました。
いつもは外で行う盲導犬訓練実演は、犬舎横にある多目的ホールで行いました。
ここには、クイールの会フリーマーケットや、クイールサブレ・盲導犬せんべいなどのお店も出ていたので、狭いスペースの中での実施となりましたが、外での実演よりも犬を間近に見ることができ、参加者の方にはかえって喜んでいただけました。
今回は、例年の催しに加え、京都市獣医師会様のご協力により、獣医師体験コーナーを設けました。獣医師の先生に教えていただきながら、聴診器で犬の心臓の音を聞いてみるという体験です。お二人の先生が、多くの体験希望者に丁寧に指導してくださいました。体験した子ども達は、普段は聞くことのできない心臓の鼓動を聞くと目を輝かせ大喜びでした。
また、このほか京都造形芸術大学の学生さんが中心になって盲導犬PRプロジェクト「盲導犬すごろく」を卓上版としてリニューアル。子供たちにもわかりやすく、時にはユニークな質問も飛び出すクイズ形式のすごろくなので、楽しみながらより深く盲導犬や視覚障がいについて考える機会になったと思います。
今年も無事にオープンデーを成功させることができました。雨の中ご協力いただいた多くのボランティアの皆様、地域の方々、足もとの悪い中ご来場いただきましたお客様に職員一同、心より感謝申し上げます。
更新日:2014-07-14