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ハーネス通信

ハーネス通信は、関西盲導犬協会と盲導犬ユーザー、そして支援者の皆さんをつなぐ季刊誌です。年4回発行され、点字版、録音テープ版と紙刷り版があります(文章の内容は同じです)。ここでは、「ハーネス通信」の一部をインターネット版として掲載しています。ご意見、ご感想はこちらまで。

「もっと人に優しい商店街に!」 ~納屋町商店街の取り組み~

 京都市伏見区にある大手筋商店街から南に延びる商店街の一つ、納屋町商店街での取り組みをご紹介します。
 納屋町商店街振興組合の役員さんが中心となり、誰もが買い物に来やすい「人に優しい商店街」づくりのために、バリアフリー講座を継続して開催されています。昨年秋には、「視覚障がい者が盲導犬と一緒に闊歩できる街に」と題して、盲導犬ユーザーの利用をテーマに第4回バリアフリー講座が開かれました。
 講座では、まず身体障害者補助犬法や、視覚障がい者への対応について説明があった後、実際に参加してくださった盲導犬ユーザー3名と商店街の方がそれぞれペアになり、商店街の中に出発。食料品店や衣料品店などで実際に買い物をしました。
 ユーザーさんからは、「大型店舗は各売り場への移動もサポートを受けられるので利用しやすいが、商店街はお店からお店への移動が心配」といった声や「実際に食料品店に入った時、犬の顔のすぐ下に食品があった。それがわかっていれば盲導犬を後ろに下げるなど対処できるので、そんな状況を遠慮なく説明してもらえたら嬉しい」といった感想がありました。
 商店街の方からは、「初めての経験ができて良かった。こういった経験を増やして、誰もが来やすい商店街にしていきたい」という声が聞かれました。
 納屋町商店街の取り組みが他の商店街にも拡がって、「盲導犬を連れて闊歩できる街」がどこでも実現するようにしたいですね。

更新日:2014-06-29

公益財団法人 関西盲導犬協会


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