ハーネス通信は、関西盲導犬協会と盲導犬ユーザー、そして支援者の皆さんをつなぐ季刊誌です。年4回発行され、点字版、録音テープ版と紙刷り版があります(文章の内容は同じです)。ここでは、「ハーネス通信」の一部をインターネット版として掲載しています。ご意見、ご感想はこちらまで。
今年のオープンデーも、絶好のお天気の中開催されました。
毎年恒例の盲導犬訓練の実演、宿泊室やグルーミング室、犬舎などの施設見学。関西盲導犬協会盲導犬ユーザーの会(つつじの会)のプロのマッサージ師さんによるワンコインマッサージや、手引き体験、点字教室。盲導犬候補犬やリタイア犬など犬の飼育ボランティアさんとの交流ブースやクイールの会の皆さんによるフリーマーケット。いろいろなプログラムを通して盲導犬の役割やユーザーのこと、当協会の活動などを広く一般市民の方々に知っていただこうと、盲導犬ユーザー、ボランティア、職員が一丸となって取り組みました。
今年のステージは、テレビや新聞などでも取り上げられているマエストロ足立さんをゲストに迎えました。マエストロ足立さんの本業は、篠山市内の養護学校の先生ですが、たくさんの手作り楽器を用意しての登場。スチール缶とペットボトルのピックの"かんから三線"、浮き輪にタンバリンの枠をはめて作った"浮くレレ"、ほうきの柄に穴を空けて作った"ほうき笛"などなど。廃棄されたものを楽器に変身させての楽しいパフォーマンスで会場も大いに盛りあがりました。
お楽しみ抽選会では、特賞の大型クイールを高校生がゲット。2004年の春に公開された映画「クイール」で作られたデカクイールのぬいぐるみ。長年訓練センターで生活してきましたが、オープンデーが終わってから先生に迎えられ、大阪府内の高校に引っ越しして行きました。
来場者のアンケートによると、四条河原町の募金活動をみたのがきっかけで、来場してくださった方や、訓練を度々見かけてお越しいただいた方などもいらっしゃって、知名度が高まっていることを実感いたしました。
また、「ユーザーさんや、ボランティアさんからのお話を聞きたかった」「プログラムのさらなる充実を」「パピーともっとふれ合いたい」など多くの要望もいただき、来年に向けてのさらなる改善の必要性も感じました。
今年も、多くの方のご協力によりオープンデーを開催することができました。職員一同、心より感謝申しあげます。
※上の写真・左側は、多くの参加者に観られながらの訓練デモンストレーション中のもの。訓練犬は何かに気を取られているのか、前を向く訓練士とは違う方向を向いてしまっていますが。
右側は、マエストロ足立さんがステージの上で、浮き輪にウクレレをはめ込んだお手製楽器「浮くレレ」を演奏中の写真です。
更新日:2013-08-13