ハーネス通信は、関西盲導犬協会と盲導犬ユーザー、そして支援者の皆さんをつなぐ季刊誌です。年4回発行され、点字版、録音テープ版と紙刷り版があります(文章の内容は同じです)。ここでは、「ハーネス通信」の一部をインターネット版として掲載しています。ご意見、ご感想はこちらまで。
明けましておめでとうございます。役職員の皆さんをはじめ、会員、ボランティアの方々、そして、盲導犬をご使用の視覚障がい者の皆さんには、お変わりなくお健やかに新年をお迎えになられましたこととお喜びを申し上げます。
旧年中は、皆さん方はもちろんのこと、行政をはじめ、様々な企業や団体、そして、広く国民の皆さん方の温かいご支援ご協力、また、ご指導により、私ども協会の運営ならびに事業の推進に資することができ、大過なく新しい年を迎えることができました。おかげ様で年間の盲導犬育成目標頭数の15頭をクリアすることができ、協会発足以来昨年12月現在までに、盲導犬を必要とする視覚障がい者への貸与延べ頭数も340頭余となり、その安全な歩行と社会参加のためにお役に立つことができたものと喜んでおります。関係各位には心からの感謝を申し上げているところでございます。
私どもは、これからもより一層質のよい盲導犬を1頭でも多く育成し、一人でも多くの視覚障がい者の方に使っていただけるよう役職員共々一致協力して努めていかなければならないと思っております。どうか今年も一層のお力添えを賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
なお、数年来、盲導犬ユーザーをはじめ、ボランティアや会員の皆さん方から強い要望のありました訓練センター前庭にあります盲導犬顕彰慰霊碑の改修移設(慰霊碑の納骨場所を地面より高くして、雨水が浸水しないようにし、お骨を土に返すことができるように・・・・・・)を、クイールの会からのご寄付を使わせていただき完成をすることができました。皆さんもどうぞお気軽にお参りください。
これからは、日毎に寒さも厳しくなり、インフルエンザのようなたちの悪い風邪なども流行することでしょう。皆様方には、くれぐれもご健康にご留意を賜りますようお祈りし、新年のごあいさつとさせていただきます。
公益財団法人関西盲導犬協会
会長 串田 壽明
更新日:2013-01-04